免疫力アップ・統合医療(免疫治療・サプリメント)の健康ガイダンス


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新着情報

▸ 2010年度
《免疫医学研究会》
第5回「日本免疫健康講座」
2010.07.07
*開催日 2010年7月25(日)
*場所   SIビルプレゼンテーションルーム(渋谷)
今回のテーマは、肝臓・腎臓についてです。実際に体験検査も実施し、最新情報も得られる有意義な内容です(予約制)
●免疫治療 勉強会●
~ガン治療の免疫細胞療法‐他者・免疫リンパ球療法の現場から~
2010.07.09
*場所   原宿クリニック
*受講料 無料
*「免疫の働き」と「ガン・免疫細胞療法」についてわかり易く解説いたします。
 
免疫とは人間の体が備えている身を守るシステムのことです。ウィルスや病原菌、細菌などの外敵が私たちの身体に侵入してきた時、それらから身体を守る力(抵抗力)を免疫力といいます。 例えば、目にごみが入った時に涙が出て、ごみを洗い流します。 また寒い季節に外に出ると、鼻水がでてくることがあります。これは鼻の粘膜が一時的に乾く為にそれを潤そうとする身体の反応です。 これらのなにげない身体の反応も免疫機能が働いているためです。私たちの生活を取り巻く環境下には、身体に害を及ぼす様々な要因があります。そんな環境のなかでも多くの人が元気でいられるのは身体に備わっている免疫のおかげです。逆にこの免疫がなければ私たちは誰一人として生きていけません。免疫は、私たちが生きる上で欠かせない、身体を守る働きなのです。
免疫力は大きく2つに分けられます。
免疫力とは身体の防衛システムで、病気に対する抵抗力のことをいいます。抵抗力には病気になりにくいだけではなく、病気にかかった場合にそれと戦う力も含まれています。
1 ウィルスや病原菌のような外部から侵入してくる敵から身を守ること
2 身体の中にできた老廃物やガン細胞などの異物を排除、処理する力のこと
免疫とは、自己(自分自身に備わってる本来の細胞など)と非自己(自分の体の外から入ってくる細菌やウィルスなどの異物)を区別し非自己を排除する働きで、時にガン細胞のように自己が変質してできるものも排除しようとする働きです。
ノーベル医学・生理学賞を受賞したオーストラリアのフランク・バーネット博士とイギリスのピーター・メダワー博士の研究によると、人間の体内にはガン細胞は一日あたり、3,000以上発生しているといいます。しかし、ガン細胞が発生したことでガンになったというのではなく、ガンになるということはガン細胞が増殖し、それがレントゲンなどの検査で見えてくる状態を示します。この様に発生しているガン細胞は,免疫機能がしっかりしていれば、発病する前に免疫が働き、ガン細胞を攻撃し排除してしまうのです。ガン細胞の発生は、だれにでも起こっていることなのです。ガン細胞が増殖して、ガンになるか否かは、免疫が正常に働いているか否かにかかっているともいえます。免疫とはこのように外部からの侵入、または内部から発生する病気の原因を排除する働きといえます。
このように、ガンだけではなく、免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザ、感染症といろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。逆に免疫力が十分に働いていれば病気にもかかりにくくなり、もし病気になったとしても健康な状態に戻りやすくなります。
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免疫というと形のないものを想像されるかもしれませんが、主に血液中の白血球がその役割を担っています。
血液中成分は主に、赤血球、白血球、血小板などがあります。
赤血球は酸素や栄養を体の細胞に運ぶ役割をします。血小板は血液を固まりやすくする成分で、血管を修復したり、けがをしたときのかさぶたになったりします。
そして、白血球は、外敵、(細菌・ウィルスなど)が体内に侵入してくるとこれを攻撃し、身体を病気などから守ってくれます。このように白血球は免疫の主役なのです。このため、白血球は「免疫細胞」ともよばれています。白血球は体内にはりめぐらされたリンパ管や血管の内を循環し、外敵が体内に潜んでいないかどうか常にパトロールしてくれているのです。
免疫の構図
免疫細胞にはたくさんの種類があって、働き方の違いから大きく2つに分類されています。自然免疫と獲得免疫です
自然免疫とは、私たちが生まれつき”自然に”備わっている免疫で、ウイルスや細菌など異物の侵入に反応して、即座に攻撃をくわえます。一次防衛のことです。普通のカゼ・ウイルスや、弱い細菌などは、この自然免疫だけで排除することができます。侵略者に対して、いち早く対応するのがこの自然免疫です。
獲得免疫は、生まれた後に後天的に”獲得”する免疫で、自然免疫だけで排除できなかったときに出番となります。攻撃目標となる抗原の情報を獲得して、学習し、 適応するため、「獲得免疫」と呼ばれます。体内に入ってきた異物を無差別に攻撃する自然免疫に比べ、攻撃目標を集中攻撃する能力があります。 獲得免疫系の特徴に、脳のような記憶力があります。 病原菌に感染すると記憶されて、再度、病原菌が侵入してきても速やかに抗体が作られて、強力に対応して防衛することが出来るようになります。
このように、免疫細胞は自然免疫と獲得免疫が協力し合いウィルスや病原菌、細菌との攻防を繰り広げているのです。
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免疫を司るのは血液で、その中心となるのが骨髄で生成される白血球です。白血球は免疫細胞とも呼ばれ、3つのタイプがありそれぞれ連携しながら外敵を撃退します。白血球には単球(マクロファージ)、顆粒球(好中球)、リンパ球などの種類があり、健康な状態のときはマクロファージ5%・顆粒球60%・リンパ球35%の割合と言われています。
「顆粒球」は体内に入った細菌を食べて体を細菌から守ります。 「マクロファージ」も外敵から体を守る働きをもち、外敵の侵入を顆粒球やリンパ球に伝達する働きをします
微生物などの異物が侵入してくると、体内を循環している「顆粒球(かりゅうきゅう)」と「マクロファージ」がいち早く見つけて破壊します。相手が増えたり、手ごわいと、「マクロファージ」はリンパ球の「B細胞」と「T細胞」に応援を要請します。抗体のもととなる病原体の情報を「B細胞」に与えます。こうして得たデータをもとに「B細胞」は「T細胞」と組んで感染細胞に攻撃を開始するのです。免疫細胞の中でも強い殺傷力を持つといわれるNK(ナチュラルキラー)細胞は、ガン化した細胞を攻撃するのが主な仕事です。リンパ球は免疫を司る働きがあり、顆粒球とリンパ球の割合は、自律神経のバランスによって常に変動します。免疫とは、これら3つの免疫細胞が連携しバランスを保ちながら正常に働くことで機能するのです。

リンパ球の免疫細胞にも種類があり、大きく分けるとB細胞、T細胞、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)等があります。
「T細胞」は感染した細胞を見つけて排除する働きを持ち、それぞれ司令塔、殺し屋、ストッパーの役割を持つ免疫細胞です。
●ヘルパーT細胞は免疫の司令塔役。マクロファージから病原菌(抗原)の情報を受け、B細胞に抗体を作るよう指令し、抗体を作る働きを助けます。また、キラーT細胞にも病原菌の攻撃命令を出します。
●キラーT細胞はヘルパーT細胞から指令があると、感染した細胞を殺す殺し屋の役目。
●サプレッサーT細胞はストッパー役。キラーT細胞の攻撃を終了させたり、B細胞の抗体生産や、抗体の攻撃を抑制します。
マクロファージ 君
体内に入ってきたウィルスや細菌を貪食する大食い細胞。異物を食べて分解し、外来抗原をヘルパーT細胞に提示してくれる。
ヘルパーT細胞 君
免疫の司令官。マクロファージやB細胞、キラーT細胞などの実働部隊をヘルプする役割で、抗原を確認し、指示を出す総司令官である。
キラーT細胞 君
ヘルパーT細胞の指示を受け、非自己(異物)細胞を攻撃、障害する殺し屋。免疫の実働部隊のひとつ。
B細胞 君
免疫の実働部隊のひとつ。マクロファージのように、抗原を細胞内に取り込んで分解し、ヘルパーT細胞の指示を受けると、自ら抗体を作り出し武器として抗原をやっつけるのだ。
NK細胞 君
血液中を巡回して、ウィルスや生まれたてのガン細胞など、相手を選ばずしかも素早く攻撃できるガン免疫の最前線の実働部隊。先天性(自然)免疫反応に関わります。
サプレッサーT細胞 さん
ある程度活動してくれたヘルパーT細胞の働きを抑え免疫反応を終わらせる司令塔の役割。アレルギーなどの原因となる自己反応性細胞との関わりがある。
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T細胞は胸腺という臓器でつくられます。胸腺は心臓の前、上方に位置し二葉からなる小さな器官で、ヒトの場合は子供の頃に一番大きくなり、思春期以後年齢とともに小さくなっていきます。T細胞のTは胸腺Thymus(サイマス)のTです
「B細胞」は血流にのって全身をパトロールし、病原体を発見すると捕まえて食べて分解し、T細胞の指令により抗体を生産しその抗体を使って外敵を無毒化する働きをもちます。
「NK(ナチュラルキラー)細胞」は体内を常に巡回しながら、がん細胞やウ イルス感染細胞などを発見すると、独自の判断で単独で死滅させます。文字通り生まれついての殺し屋で、殺傷力が高いといわれています。しかし、このNK細胞はストレスによって活性が弱まるという性質があるので、過大なストレスによりこのNK細胞の数が減ったりすると、ガンにかかりやすくなったり、ガンが増殖したりすることがあります
この中でも最も大切なT細胞は、骨髄から胸腺に入った段階で徹底的に教育を受け、自己には攻撃しないという性質を獲得します。したがって胸腺が免疫システムにとって、最も大切な臓器になるわけです。
胸腺は、私たち哺乳動物の心臓の上に位置している二葉からなる白い小さな臓器です。
ここに血液細胞のもとになる細胞の幹細胞が骨髄から移って、急速な分裂と増殖を繰り返します。この幹細胞の分裂と増殖の結果からできた細胞がリンパ球で、中でもTリンパ球(T細胞)は免疫システムにおいて最も重要な働きをします。したがって胸腺は、免疫機能の中枢を担っている臓器、と言うことができます。
胸腺は思春期が最大で、青年-中年-老年期と徐々に萎縮していきます。このことから「胸腺は寿命を決定している」とも言われています。
一昔前、胸腺のはたらきは謎に包まれていました。しかしながら、20世紀半ばから、徐々に解明されていきます。胸腺を取り去ったマウスが、とたんに伝染病にかかったり、他の哺乳類の赤血球を注射しても抗体ができなくなるなど、免疫が機能しないマウスになってしまったのです。
胸腺では、骨髄から移ってきた幹細胞(血液細胞のもとになる細胞)が、急速な分裂と増殖を繰り返し、リンパ球となります。やがてリンパ球は、胸腺中を充満するようになります。
現在では、このリンパ球が免疫システム上で、重要な働きをすることが知られています。特に、Tリンパ球(T細胞)は、胸腺内で「自己」と「非自己」を見分ける能力を身につけており、病原菌やガン細胞などから身体を守る高度な免疫システムの中心的役割を果たします。
現在、免疫に関する研究は、非常に急速な進歩を遂げています。
最近では、T-リンパ球の分化成熟に不可欠な因子といわれる、胸腺ペプチドやサイトカインの研究が盛んに行われています。中でも、「サイモポエチン」については、詳しく研究が進み、ドイツやイタリアでは1985年から先天性免疫不全症やガンによる二次性免疫不全、自己免疫疾患などの治療に用いられています。
また、胸腺を自然に近い方法で抽出した胸腺抽出物には、これらの因子が含まれているといわれています。胸腺抽出物は、「飲む免疫」として多くの免疫研究者から注目されており、今後さらなる研究成果が得られることを期待されています。
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私たちの身体には自分の意志とは関係なく、無意識のうちにはたらいている神経があります。これは『自律神経』の働きです。
手や足を動かそうとするとき、人は意識をしてそれらを動かします。しかし心臓や胃腸は、あなたが動かそうと意識しなくとも動いてくれています。私たちは意識をしなくても呼吸をしたり、汗をかいて体温を維持したりしています。これは自律神経が心臓や胃腸を自動的に動かしてくれているからです。
この『自律神経』には“交感神経”と“副交感神経”があります。
交感神経は昼間、活動的なときに活躍する神経といわれており、別名『昼の神経』といわれています。興奮、恐怖、緊張などの刺激に対しても働きます。
逆に、副交感神経は別名『夜の神経』と呼ばれ、寝ている時やリラックスしている時の神経です。体を緊張から解きほぐし、リラックスさせるように働きます。自律神経は、この交感神経と副交感神経が状況に応じて反応し、お互い切り替わりながらバランスをとって各器官の働きをコントロールしているのです。
例えば、何かにびっくりして、交感神経が血管を収縮させたり、心臓の拍動を増加させるのに対し、副交感神経は血管を拡張させ、心臓の拍動を制御し、落ち着かせるといった具合に状況に応じて働きをコントロールするのです
いわばアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)の関係といえるでしょう。自律神経失調症とはこの2つのバランスがうまく取れなくなっている状態をいいます
実はこの白血球と自律神経は深い関係にあります。免疫を司る白血球もまた、自律神経の支配を受けているのです。白血球には顆粒球、リンパ球、マクロファージなどがありますが、顆粒球は主に交感神経支配を受けて活性化し、逆にリンパ球が副交感神経支配を受けて活性化しています。自律神経失調症の人の血液を調べると、顆粒球が増加し、リンパ球が減少していることが判ります
これはストレスなどにより交感神経が活動しすぎる(優位になる)と、顆粒球の数が増え、相対的にリンパ球が減少します。白血球がバランスを崩し顕粒球とリンパ球が間違った行動を起こします。また、ウィルスなどに抵抗する力があるリンパ球が減少すると様々な病気にかかりやすくなります。
逆にリラックスしているときに活動する副交感神経が活動しすぎる(優位になる)とどうでしょうか、「リラックスしているのだからいいのでは?」と思われるかもしれませんが、そうではないのです。もちろん適度なリラックス状態であれば、身体にとっても健康的です。しかし過度になると、リンパ球が過剰になり、抗原に対して過剰に反応してしまい、アレルギー、花粉症、アトピーなどの病気を引き起こす可能性があります。
免疫システムの中心の白血球ですが、その数や働きは自律神経のバランス状態によります。交感神経と副交感神経がどちらか一方に偏らないようにすることが免疫力を高めることにつながるのです。
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免疫力はバランスが命です。
免疫を語る上で、リンパ球と顆粒球のバランスはとても重要です。
リンパ球と顆粒球のバランスが極端に崩れると、いろいろな症状(病気)に見舞われます。リラックスモードで副交感神経が優位になり過ぎるとリンパ球が増えてアレルギーなどを引き起こします。逆に興奮モードで交感神経が優位になると顆粒球が増えてガンなど組織の破壊を引き起こします。詳しくは安保徹教授著「免疫革命」をご覧ください。
ガン細胞の発生は先天的、あるいは後天的な遺伝子レベルでの細胞障害がきっかけとなると考えられていますが、私たちが有している自然治癒力、免疫力が正常に機能し、作動されていれば、異常細胞(毎日3000以上発生しているガン細胞)は逐次体内から削除され、ガンの発病に至ることはありません。しかし、この機能は年齢を重ねていくにしたがって衰え、また、環境ホルモンを初めとする発ガン物質といわれるものを長く取り込んだり、バランスの悪い食生活、仕事でのストレス、睡眠不測等の不摂生な生活習慣を続けていくうちに免疫細胞は活性化されなくなり、数はあっても機能しなくなります。こうして免疫力が弱まって、ガン細胞増殖を止められない時、ガン発病へと向かいます。
このため、ガンの発病をもたらす最大要因は、免疫力低下(細胞性免疫の低下)にあると考えられています。中でもリンパ球の減少とリンパ球の活性度低下が引き金になります。ガン患者のほとんどは、体内のリンパ球が減り免疫力低下状態にあります。
免疫力のバランスが崩れるとさまざまな弊害が起こります。
例えば、
(1) 自己細胞の変質:代表的なものにガンがあります。日本での死亡率が第一位。
(2) 生活習慣病:代表的なものに糖尿病など。
(3) 自己免疫疾患:関節リウマチ、膠原病等。自分自身の細胞を“敵”と誤認してしまったら…。自分自身の細胞が破壊され、慢性的な炎症を惹き起こします。
(4) アレルギー:スギ・ヒノキ花粉のように無害な外来異物に対して、過剰な免疫反応が生じると、不必要な炎症が惹き起こされます。
害のない外からの侵入物、例えば、食べ物や花粉に対しては、反応しないようになっているのが通常です。このことを免疫寛容(めんえきかんよう)又は、脱感作(だっかんさ)と言います。この機構がうまく作れないと、接触性皮膚炎(かぶれ)・食物アレルギーとして現れることがあります。
免疫力にも個人差があり、日常生活の疲労、寝不足などの生活習慣、ストレスなどの心理状態に大きく左右されます。免疫力を高めるには、身体に無理をさせない生活習慣を心がけ、免疫力が低下する原因を取り除いてあげることが大切なのです。
しかし逆に免疫が強く働きすぎて、外敵ではない自らの細胞を攻撃をして傷つけてしまうこともあります。アレルギー反応などは、このような免疫異常の一例です。
免疫力は高めるだけではなく、バランスよく正常に維持(調整)するようにすることが大切なのです。
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免疫とは?
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自然免疫と獲得免疫
胸腺と免疫担当細胞
自律神経と免疫の関係
免疫とガン・アレルギー